嘘つきシンデレラ〜地味男を選んだら、俺様御曹司に溺愛されました〜
Epi.2
そして日曜日、婚活パーティー当日。
星南は新調したドレスを身にまとい、会場となるレストランに足を踏み入れた。
首元は覆われているものの、背中は大胆に大きく開いたデザイン。前から見れば落ち着いた印象だが、後ろ姿にはさりげない華やかさを持たせてくれる。
以前なら絶対に着られなかった装いだが、この一年、自分のために時間もお金も使ってきたことで、少しだけ大胆な服を着れるようになった。
会場は、料理にも内装にも高級感を感じるレストランだった。
すでに男女合わせて五十人ほどの参加者が集まっており、店内は華やかな雰囲気で満ちている。
星南が到着したのは開始時刻ぎりぎりだったため、受付を済ませると、すぐにパーティーは始まった。
司会者が前に立ち、簡単にルールや流れを説明していく。
どうやら立食形式のフリータイム制で、気になる相手と自由に会話を楽しむスタイルらしい。特定の参加者に人気が集中した場合には、スタッフが間に入り補助をする場合があるという。
その説明を聞きながら、星南はさりげなく会場を見渡した。
女性の年齢は幅広く、二十代前半から四十代ほど。参加の上限は四十五歳らしいが、年収八百万円以上という条件を満たしているだけあって、どの女性も髪や肌の手入れが行き届いていて、外見だけでは判断できそうにない。
やがて参加者全員の手にシャンパンが行き渡り、司会者の乾杯の声を合図に、フリータイムが始まった。