今だけの婚約者~身代わりのはずが、冷たい旦那様にお腹の子どもごと愛されていました~
「痛むか?」
心配そうに蓮さんに尋ねられ、そうじゃないと首を振った。
「私、幸せすぎて……」
大好きな人とひとつになり、大事に包み込まれている。その事実に、どうしようもなく胸が熱くなった。
彼から離れると決まっていても、蓮さんとこういう関係になったことに後悔は微塵もない。 むしろ、これでよかったとさえ思えてくる。
体を起こした彼が、ゆっくりと動き出す。
与えられる刺激に翻弄されながら、それでも今は決して瞼を閉じないでいる。
蓮さんの妖艶な視線も、眉間にしわを寄せて苦悩を滲ませる顔も、すべて記憶に刻むように見つめる。
幸せなこの思い出があれば、この先ひとりでも生きている。そう信じて、彼に身を任せた。
下腹部が大きく疼き、再び限界が迫っていることを察する。
彼の背に両腕を回し、無意識のうちに爪を立てる。
「蓮さん……愛してます」
なにも考えられなくなってしまう前に、これだけは伝えておきたかった。
掠れた小声だったが、彼にはしっかり届いていたらしい。わずかに目を見開いた蓮さんは、それから破顔した。
「ああ。俺も、君を愛してる」
彼は私を舞だと思って抱いている。
でも、好きになってくれたのは私の内面だ。その事実があれば、ほかのことは気にならなかった。
すぐそこに迫る絶頂の予感に、全身に力がこもる。
ひと際大きく突き上げられ、悲鳴のような嬌声を上げる。体は小さく痙攣し、呼吸も上手くできないでいた。
動きを止めた蓮さんも、すっかり呼吸が乱れている。それでも私を労わることを忘れず、優しく抱き寄せて髪をなでてくれた。
「絶対に、君を手放すつもりはないから」
彼はなにを言っているのか。大きな疲労感に襲われて、正常な判断などできそうにない。
蓮さんの剥き出しの胸もとに頬を寄せ、そのまますっと眠りに落ちていった。
心配そうに蓮さんに尋ねられ、そうじゃないと首を振った。
「私、幸せすぎて……」
大好きな人とひとつになり、大事に包み込まれている。その事実に、どうしようもなく胸が熱くなった。
彼から離れると決まっていても、蓮さんとこういう関係になったことに後悔は微塵もない。 むしろ、これでよかったとさえ思えてくる。
体を起こした彼が、ゆっくりと動き出す。
与えられる刺激に翻弄されながら、それでも今は決して瞼を閉じないでいる。
蓮さんの妖艶な視線も、眉間にしわを寄せて苦悩を滲ませる顔も、すべて記憶に刻むように見つめる。
幸せなこの思い出があれば、この先ひとりでも生きている。そう信じて、彼に身を任せた。
下腹部が大きく疼き、再び限界が迫っていることを察する。
彼の背に両腕を回し、無意識のうちに爪を立てる。
「蓮さん……愛してます」
なにも考えられなくなってしまう前に、これだけは伝えておきたかった。
掠れた小声だったが、彼にはしっかり届いていたらしい。わずかに目を見開いた蓮さんは、それから破顔した。
「ああ。俺も、君を愛してる」
彼は私を舞だと思って抱いている。
でも、好きになってくれたのは私の内面だ。その事実があれば、ほかのことは気にならなかった。
すぐそこに迫る絶頂の予感に、全身に力がこもる。
ひと際大きく突き上げられ、悲鳴のような嬌声を上げる。体は小さく痙攣し、呼吸も上手くできないでいた。
動きを止めた蓮さんも、すっかり呼吸が乱れている。それでも私を労わることを忘れず、優しく抱き寄せて髪をなでてくれた。
「絶対に、君を手放すつもりはないから」
彼はなにを言っているのか。大きな疲労感に襲われて、正常な判断などできそうにない。
蓮さんの剥き出しの胸もとに頬を寄せ、そのまますっと眠りに落ちていった。