先生は…❤


「今、ここ座る前に、こけちゃったよ。見た?」
「見た。なぁんにも無いところだった。」


私と瀬尾君は、ジュースを片手に、たわいのない話をして笑い合う。


瀬尾君と、一緒にいて楽しい。


もちろん、友達として。



だから、瀬尾君と付き合う人は毎日楽しいだろうなぁ、と思った。


気がつくと、まだ、そんなに遅い時間ではないのに、
外が暗くなってきたので店を出た。


外は、冬だから寒くて、店の中との温度差に、余計に寒く感じる。


店の前のイルミネーションが綺麗に光りだしていた。


私達は、私のマンションのある方向に歩き出した。


マンションの近くになると、
瀬尾君は、急に少し無口になり、何か考えているようだった。


マンションの前まで送ってもらい、立ち止まると、瀬尾君と向き合う。


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