天才料理少女は、イケメン兄弟の恋心に気づかない
「杏、炊飯器はこの位置でいいかな?」
律くんの声がした方を向くと、ぴかぴかになった炊飯器が並んでいる。
動線を考えながら、3台を設置した。
コンセントもばっちりだ。
「お米、先に5合量って袋に入れとく」
「ありがとう」
いよいよだ。
ぶるっと武者震いをした。
キッチンでの準備を終えて客席に行くと、注文を受けてから調理をするまでや、会計と片付けの動線を四人で確認した。
「今日のSNSを更新したいから、みんなの手を写真に撮ってもいい?」
「私はパス。10代の手と一緒に写るなんて、公開処刑すぎるわ。撮影係してあげるわよ」
千晶さんがそう言うので、三人で撮影することになった。
「兄ちゃんの思っているイメージがわからない」
「スポーツの試合前みたいに、手を重ねたら絵になるかなって」
「手を重ねる……」
「うん……」
どうして二人とも、私を見るんだろう?
「杏ちゃん、手を出して」
とりあえず、言われるまま手を前に出した。
律くんの声がした方を向くと、ぴかぴかになった炊飯器が並んでいる。
動線を考えながら、3台を設置した。
コンセントもばっちりだ。
「お米、先に5合量って袋に入れとく」
「ありがとう」
いよいよだ。
ぶるっと武者震いをした。
キッチンでの準備を終えて客席に行くと、注文を受けてから調理をするまでや、会計と片付けの動線を四人で確認した。
「今日のSNSを更新したいから、みんなの手を写真に撮ってもいい?」
「私はパス。10代の手と一緒に写るなんて、公開処刑すぎるわ。撮影係してあげるわよ」
千晶さんがそう言うので、三人で撮影することになった。
「兄ちゃんの思っているイメージがわからない」
「スポーツの試合前みたいに、手を重ねたら絵になるかなって」
「手を重ねる……」
「うん……」
どうして二人とも、私を見るんだろう?
「杏ちゃん、手を出して」
とりあえず、言われるまま手を前に出した。