天才料理少女は、イケメン兄弟の恋心に気づかない

04天才料理少女の腕前

買い物を終えてお店に戻り、調理開始!



「かわいい、似合う」



家から持ってきたエプロンを着ると、春くんがすかさず褒めてくれる。

優しすぎるでしょ。



「あっ」


髪の毛を結ぶゴムを忘れたことに気づいた。

掃除道具の中にあった輪ゴムで髪をくくる。



「杏ちゃん、それは大丈夫? 髪の毛、痛くない?」

「たまに絡まるけど、ちょっとくらい大丈夫」

「そう?」



春くんは微妙そうな顔をする。

王子様でもフォローできないくらいに、素を出しすぎてしまったかな。
< 43 / 94 >

この作品をシェア

pagetop