天才料理少女は、イケメン兄弟の恋心に気づかない
第3章 盛り付けは、律くんにおまかせ
01お腹に入ったら一緒
出来上がった1つ目のオムライスを、カウンターの上に乗せた。
「あたたかいうちに食べて」
2つ目に取りかかろうと、卵を手にする。
さっきまでものすごく褒めてくれていた久保田兄弟がやけに静かなのが気になって、二人を見ると……。
なんとも言えない複雑そうな顔で、オムライスを見つめていた。
「なんで、卵破れてるの? いや、違う。そもそも、こんな小さいお皿にどうして乗せたの? オムライス、あふれてるよね」
「律!」
律くんが、ふるふると震え、それをたしなめる春くんも動揺している。
そして、律くんはズボンのポケットの中からスマホを取り出して画面を開き、私に見せてきた。
「このオムライスはどこ?」
画面に映っているのは、お母さんのSNSに載せていた出来上がり画像。
縁が格子柄の大きなお皿の真ん中に、丸いオムライスが乗り、端にはプチトマトとベビーリーフ。
上にはケチャップでかわいく絵が描いてある。
「ああ、これはお母さん」
「あたたかいうちに食べて」
2つ目に取りかかろうと、卵を手にする。
さっきまでものすごく褒めてくれていた久保田兄弟がやけに静かなのが気になって、二人を見ると……。
なんとも言えない複雑そうな顔で、オムライスを見つめていた。
「なんで、卵破れてるの? いや、違う。そもそも、こんな小さいお皿にどうして乗せたの? オムライス、あふれてるよね」
「律!」
律くんが、ふるふると震え、それをたしなめる春くんも動揺している。
そして、律くんはズボンのポケットの中からスマホを取り出して画面を開き、私に見せてきた。
「このオムライスはどこ?」
画面に映っているのは、お母さんのSNSに載せていた出来上がり画像。
縁が格子柄の大きなお皿の真ん中に、丸いオムライスが乗り、端にはプチトマトとベビーリーフ。
上にはケチャップでかわいく絵が描いてある。
「ああ、これはお母さん」