天才料理少女は、イケメン兄弟の恋心に気づかない
02憧れが恋に変わるとき
憧れていた子の料理は、動画のときより、はるかにレベルアップしていた。
でも、料理の盛り付けに無頓着なだけでなく、輪ゴムで髪を結んでしまうような雑な子だった。
それなのに、なぜかがっかりすることはない。
逆に、兄ちゃんと仲良く話している姿を見ると、妙にイライラする。
最初は、兄ちゃんを取られそうだからかなって思ってたのに、どうやら違うっぽい。
中間テスト前の土日。
日課になっている、喫茶マリーのプランターへ水やりに行った。
帰りは、体力作りのために、少し遠回りをして走る。
腕だけじゃない、しっかり体を鍛えて、杏の負担を減らしたい。
公園を抜けて図書館の前を通ったとき、マリーゴールドが咲いているような気がした。
杏がいる。
「あれ、律くん」
「なにしてるの……」
胸に、大量に本の入ったエコバッグを抱えている。
中間テストの勉強?
でも、料理の盛り付けに無頓着なだけでなく、輪ゴムで髪を結んでしまうような雑な子だった。
それなのに、なぜかがっかりすることはない。
逆に、兄ちゃんと仲良く話している姿を見ると、妙にイライラする。
最初は、兄ちゃんを取られそうだからかなって思ってたのに、どうやら違うっぽい。
中間テスト前の土日。
日課になっている、喫茶マリーのプランターへ水やりに行った。
帰りは、体力作りのために、少し遠回りをして走る。
腕だけじゃない、しっかり体を鍛えて、杏の負担を減らしたい。
公園を抜けて図書館の前を通ったとき、マリーゴールドが咲いているような気がした。
杏がいる。
「あれ、律くん」
「なにしてるの……」
胸に、大量に本の入ったエコバッグを抱えている。
中間テストの勉強?