天才料理少女は、イケメン兄弟の恋心に気づかない
てれ笑いをしながら、本を何冊か取り出して見せてくれた。
『大量調理』
『調理現場の段取りと管理』
『衛生管理マニュアル』
というタイトル。
「今まで家族分のご飯しか作ったことがないから、大勢の人に作るってどうしたらいいのかなって思って。調味料の量とか、段取りとか」
杏は確かに天才料理少女だ。
でも、たくさん努力もしてる。
「持つ」
「えー、いいよ」
奪うように、エコバッグを引き取る。
そして、駅までの道のりを歩いた。
「どうして、ここまでしてくれるの?」
杏はマリーとは関係ないのに。
「引き受けたからには、がんばるに決まってるじゃない」
息が止まるかと思った。
「それに、楽しいしね」
その笑顔には、見覚えがあった。
カラカラと笑う、ばあちゃんと一緒だ。
動画の中の憧れていた子は、現実ではもっと素敵だった。
杏、大好き。
エコバッグをそのまま持ち続け、杏を家まで送り届けた。
定期と財布持っててよかった!
中央公園前駅に戻ってきて、駅前を歩いていると雑貨屋が気になって入ってみた。
輪ゴムの代わりになるものないかなって思っていたら、いいのを見つけた。
杏に似合いそう。
早く会いたい。
あと、絶対に兄ちゃんには負けない。
『大量調理』
『調理現場の段取りと管理』
『衛生管理マニュアル』
というタイトル。
「今まで家族分のご飯しか作ったことがないから、大勢の人に作るってどうしたらいいのかなって思って。調味料の量とか、段取りとか」
杏は確かに天才料理少女だ。
でも、たくさん努力もしてる。
「持つ」
「えー、いいよ」
奪うように、エコバッグを引き取る。
そして、駅までの道のりを歩いた。
「どうして、ここまでしてくれるの?」
杏はマリーとは関係ないのに。
「引き受けたからには、がんばるに決まってるじゃない」
息が止まるかと思った。
「それに、楽しいしね」
その笑顔には、見覚えがあった。
カラカラと笑う、ばあちゃんと一緒だ。
動画の中の憧れていた子は、現実ではもっと素敵だった。
杏、大好き。
エコバッグをそのまま持ち続け、杏を家まで送り届けた。
定期と財布持っててよかった!
中央公園前駅に戻ってきて、駅前を歩いていると雑貨屋が気になって入ってみた。
輪ゴムの代わりになるものないかなって思っていたら、いいのを見つけた。
杏に似合いそう。
早く会いたい。
あと、絶対に兄ちゃんには負けない。