天才料理少女は、イケメン兄弟の恋心に気づかない

03王子様の決断

「食べ物のメニューは、本当にオムライスだけでいいの? サンドイッチも作るよ?」



飲み物は、アイスコーヒーとアイスティーとオレンジジュースで決まった。

それも作ろうか?って言ったけど、春くんが業務用のペットボトルを手配してくれることに。



「杏のサンドイッチ食べたい。……でも、オムライスだけでじゅうぶん」

「うん、そうだね。20席を三人でまわす以上、品数は少なくしておきたいし」



当日、千晶さんは基本的に見守るスタンスらしいので、この三人で切り盛りすることになる。



「俺も杏ちゃんのサンドイッチ食べたいな」

「いつでも作るよ。具材はなにがいい?」

「「卵っ!」」



二人とも、目がきらきらしてる。



「マヨネーズと混ぜてるのがいい」

「俺は、厚焼き卵が好き」



意見が一致してそうで、してないな。

そして、火花が散ってるのが見える。
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