天才料理少女は、イケメン兄弟の恋心に気づかない
「気をつけて帰ってね」

「大丈夫。じゃあね」



背中を見送っていると、急に律くんが、走って戻ってきた。



「俺、絶対にでかくなるから。杏よりも、兄ちゃんよりも」

「う、うん?」



私よりも大きくなるだろうなとは思う。

でも、どうしてここで春くんが出てくるんだろう?



「また明日」

「うん、また明日マリーで」



不思議に思いつつも、今度こそ律くんを見送った。
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