天才料理少女は、イケメン兄弟の恋心に気づかない
「そんなに作ったことはないけど、多分私は大丈夫。問題は律くんの腕じゃない?」
打ち合わせをした結果、卵の上にご飯を乗せる段階からが律くんの仕事になった。
その後のフライパンをひっくり返す作業が一番腕にくる。
「当日までに鍛えるから問題ない」
「そんなに成果が出るもんなの?」
「問題ない!」
少しむっとした顔が返ってきた。
「律は大丈夫だよ。家に帰ったら、ダンベル握ってるか、フライパン握ってるかだから」
「ありがとう」
お礼を言ったのに、ぷいっと顔を背けられてしまった。
「じゃあ、80食でこれから準備を進めさせてもらうね。杏ちゃんには、10食分で材料や調味料がどれくらい必要か、出して欲しいんだ。大変だから、俺も一緒にするよ」
「料理の相棒は俺だから、俺が一緒にする」
二人とも優しいな。
うん、その作業、ものすごく大変だった。
でも……。
私はにんまり笑う。
打ち合わせをした結果、卵の上にご飯を乗せる段階からが律くんの仕事になった。
その後のフライパンをひっくり返す作業が一番腕にくる。
「当日までに鍛えるから問題ない」
「そんなに成果が出るもんなの?」
「問題ない!」
少しむっとした顔が返ってきた。
「律は大丈夫だよ。家に帰ったら、ダンベル握ってるか、フライパン握ってるかだから」
「ありがとう」
お礼を言ったのに、ぷいっと顔を背けられてしまった。
「じゃあ、80食でこれから準備を進めさせてもらうね。杏ちゃんには、10食分で材料や調味料がどれくらい必要か、出して欲しいんだ。大変だから、俺も一緒にするよ」
「料理の相棒は俺だから、俺が一緒にする」
二人とも優しいな。
うん、その作業、ものすごく大変だった。
でも……。
私はにんまり笑う。