天才料理少女は、イケメン兄弟の恋心に気づかない
こういうとき、私はどうしたらいいんだろう……。
困っていると、律くんの手元が視界に入った。
「律くん、すごい。もうそんなに出来上がったんだ。ありがとう」
自分の分だけでなく、私の分までコースターにオレンジ色を入れ終わっている。
全部、きれいな丸だ。
オムライスにケチャップで絵を描くのも、うまくなったもんな。
「律、俺のコースターも」
「はっ? 自分でやれよ」
「便乗するんだから安いもんだろ。……いや、安すぎるな」
「やる。杏、待ち合わせしてから行こうな」
「やっぱり、自分でする。律には頼まない」
「やってやるよ。ほら貸せよ」
「いらない」
話を変えたと思ったのに、また始まった。
焦るけど、このにぎやかなのもいいな。
最近は、家に帰ると、静かで少し寂しい。
困っていると、律くんの手元が視界に入った。
「律くん、すごい。もうそんなに出来上がったんだ。ありがとう」
自分の分だけでなく、私の分までコースターにオレンジ色を入れ終わっている。
全部、きれいな丸だ。
オムライスにケチャップで絵を描くのも、うまくなったもんな。
「律、俺のコースターも」
「はっ? 自分でやれよ」
「便乗するんだから安いもんだろ。……いや、安すぎるな」
「やる。杏、待ち合わせしてから行こうな」
「やっぱり、自分でする。律には頼まない」
「やってやるよ。ほら貸せよ」
「いらない」
話を変えたと思ったのに、また始まった。
焦るけど、このにぎやかなのもいいな。
最近は、家に帰ると、静かで少し寂しい。