甘えん坊な彼氏に私だって甘えたい
「ただただ会長の不満だけを述べて、何も仕事をしない奴、生徒会の仕事をしたくないから、わざとバイトで口実を作って逃げる奴。そして——陸上の大会が忙しいって言えば、何でも許されると思っている奴。みなさん、初めからやる気がないくせに、生徒会に入れば何かしら評価がもらえると思っているのが見え見えなんです」
「ねぇ瑠衣君、ちょっとさっきから何言ってるの!?」
私が少し強く言っても、瑠衣君は無反応だった。それどころか、さらにヒートアップしていく。
「その行動一つ一つを、みんなが許してくれると思っていませんか? 僕、そうやって莉央に甘えるあなた達が大っ嫌いです」
瑠衣君は鋭い目つきで彼らを睨みつけた。
生徒会のメンバーは、触れられたくない核心を突かれたのか、一斉に黙り込んだ。
重い沈黙が流れた後——耐えかねたように青木君が口を開いた。
「……おい、君一年生だろ? 先輩に歯向かうなんて生意気だよな。それに君こそ、さっきから根拠のないことばかり話して一体なんなんだよ。部外者は出ていけよ!」
「へぇ……。あなたこそよく生徒会に遅刻してきてますが、その理由が誰にもバレてないと思っているんですか? この前も莉央だけが頑張って仕事をしている中、あなたは部活があると嘘をついて、友達と外でスマホゲームをしているところを見かけましたよ。一度だけじゃなくて、何度も」
——部活があると嘘をついて、友達と遊んでいた?
私は恐る恐る青木君の顔を見た。すると青木君は顔を青くして、都合が悪そうに視線を逸らした。
——私はやっぱり、舐められていたんだ。情けない……。