甘えん坊な彼氏に私だって甘えたい
「だ、大丈夫ですか!?」
事故に気づいて車から慌てて降りてきた人や、通りかかった人たちが一斉に集まってきた。
「誰か、救急車を呼んできて!」
「心臓マッサージをした方がいいんじゃない?」
周りの大人たちが騒ぎ立てる声と、瑠衣君の惨状に肩を震わせ、胸の奥がぎゅっと締め付けられる。
私は荒い息をこぼしながら、震える声で瑠衣君に話しかけた。
「瑠衣君……。嫌だよ……。私、瑠衣君がいなくなったら、もうどうすればいいかわからないよ……! 瑠衣君がそばにいなきゃ絶対に嫌だ! だから、お願い……! 目を覚まして……!」
お願い……お願いだから……! 起きて……!!
それでも目を覚まさない瑠衣君に、私は半ばパニックになりながら、必死になって胸骨圧迫を始めた。
「瑠衣君……! 瑠衣君……!」