甘えん坊な彼氏に私だって甘えたい
「——痛い……。うう……莉央……側にいて……」
「うん、側にいるよ。ただ、面会時間も限られているからさ……」
瑠衣君の足の怪我が治るまで、二週間ほどかかるそうだ。
「早く家に帰りたい……。病院なんてつまらない……」
私は瑠衣君が入院した翌日、すぐに面会へやって来た。
瑠衣君のぐずぐずは相変わらずだ。
私は子どものように甘える彼の手を握り、頭を撫でてひたすら慰めていた。
あれからずっと、思い詰めたことがあった。
瑠衣君を大怪我に繋げてしまったのには、私が原因である。これ以上、瑠衣君に迷惑かけるわけにはいかない。
「……ごめんね。あの時、私が瑠衣君の気持ちに気づいていれば、怪我なんてしなかったのに……。全部私の責任だよ。だから、もう私とは……」