碧くんの好きが溢れてる④ 〜あなたが好き過ぎて寂しいんですけど〜
「アリス、アリス。聞いてる?」
「え、何?」
朝食が終わった後、ママが紅茶をもう1杯入れてくれた。この2杯目は角砂糖を入れて飲んだ。
碧くんのことを頭の中であれこれ考える。堂々巡りになって先に進まない。
気がつくとママがいることを忘れて、無言で考えごとをしていた。ママが私の顔を覗き込んだ。
「あのね。アリス、お手伝いしてくれたから、お駄賃あげようと思って」
「いいよ。別に。いい暇つぶしになったもの」
「珍しい。いつもお小遣い待ちわびる子なのに」
「だって使うことないもん。家でぼーっとしてるだけなのに」
「ひえー!物欲の塊だと言ってたのに、嘘みたいだわ」
「人聞きの悪いこと言わないでよ」
ふと碧くんが水族館の入場料を払ってくれたことを思い出した。サッカー部一色で何も使うことないから、お小遣い貯ってるって言ってたよなぁ。今の私も使うところないじゃない。
「お友達とお祭り行ってきなさいよ。夏休みの思い出を作ってきなさい。学生の3年間はあっという間よ」
「皆、部活で忙しそうだし、誰も行く人いないよ」
「部活だって休みあるでしょうに」
「部活したことないから分かんない」
「アリス、何でもいいから外に出てみて、家の中ばっかりで体に良くないよ」
「分かってる。でも今は何もしたくないの」
私はまた部屋に閉じこもった。不機嫌な顔しているだろう。私の表情は、ママに心配かけている。
でもママ、察してるんでしょう。碧くんのこと。
だから放っておいて欲しいわ。嫌な子になってる私が、そこにいた。
部屋に入ってからはスマホ三昧。YouTubeや漫画を読んで、ため息をつく。
漫画はラブラブの学園ラブコメ。主人公の2人がくっついたり、離れたりする、じれキュン状態。でもその2人は、ちゃんと付き合っている。
ベッドに横たわって、ため息をまたついた。何気なく、ドア付近に気配がして、ふと見ると。
「きゃー!」びっくりして叫んだ私。
あ、あ、碧くんが、そこに立っていた。なんで!
「え、何?」
朝食が終わった後、ママが紅茶をもう1杯入れてくれた。この2杯目は角砂糖を入れて飲んだ。
碧くんのことを頭の中であれこれ考える。堂々巡りになって先に進まない。
気がつくとママがいることを忘れて、無言で考えごとをしていた。ママが私の顔を覗き込んだ。
「あのね。アリス、お手伝いしてくれたから、お駄賃あげようと思って」
「いいよ。別に。いい暇つぶしになったもの」
「珍しい。いつもお小遣い待ちわびる子なのに」
「だって使うことないもん。家でぼーっとしてるだけなのに」
「ひえー!物欲の塊だと言ってたのに、嘘みたいだわ」
「人聞きの悪いこと言わないでよ」
ふと碧くんが水族館の入場料を払ってくれたことを思い出した。サッカー部一色で何も使うことないから、お小遣い貯ってるって言ってたよなぁ。今の私も使うところないじゃない。
「お友達とお祭り行ってきなさいよ。夏休みの思い出を作ってきなさい。学生の3年間はあっという間よ」
「皆、部活で忙しそうだし、誰も行く人いないよ」
「部活だって休みあるでしょうに」
「部活したことないから分かんない」
「アリス、何でもいいから外に出てみて、家の中ばっかりで体に良くないよ」
「分かってる。でも今は何もしたくないの」
私はまた部屋に閉じこもった。不機嫌な顔しているだろう。私の表情は、ママに心配かけている。
でもママ、察してるんでしょう。碧くんのこと。
だから放っておいて欲しいわ。嫌な子になってる私が、そこにいた。
部屋に入ってからはスマホ三昧。YouTubeや漫画を読んで、ため息をつく。
漫画はラブラブの学園ラブコメ。主人公の2人がくっついたり、離れたりする、じれキュン状態。でもその2人は、ちゃんと付き合っている。
ベッドに横たわって、ため息をまたついた。何気なく、ドア付近に気配がして、ふと見ると。
「きゃー!」びっくりして叫んだ私。
あ、あ、碧くんが、そこに立っていた。なんで!