私のことが好きな彼
室井くんと一緒にいることは必然的に多くなった。
高校3年生のとき、私は室井くんとまた同じクラスになった。
そして彼はやたらと私に構うようになった。
「サラちゃーん、何時に部活終わるの?」
「教えない」
「えー、じゃあ待ち伏せしちゃお。」
と一緒に帰ろうと誘ってきたり…。
「サラちゃーん、お疲れ様〜帰ろー。」
「嘘でしょ…?ほんとに待ってたの…?」
「うん、意外と健気でしょ?」
シカトしたのに私のことを3時間近く待っていたり。
「最近、なんで私にちょっかいかけてくるの。
咲桜ちゃんにちょっかいかけると海斗に怒られるから?」
「うーん、違うよ。オレ今はサラちゃん狙い。」
「は…い?」
「間抜けな顔…、初めてみた…」
「はぁっ!?失礼じゃない??」
「可愛いー。サラちゃんしっかり者で友達おもいで超かっこいい」
「なにそれ…」
「気強いのによく不安そうに心配してて、可愛いとこもあるよね?」
冗談で言ってるのか本気で言ってるのかわからない…
「あ、でも優しくないんだよな〜、出会った時から敵意剥き出し。
もういいだろ?咲桜、海斗のもんになったんだし、オレに優しくしてよー?」
「オレの理想のタイプは、美人でしっかり者で面白くて優しい人。」
「聞いてないんだけど。」
「うん、サラちゃんのこと好きになってもいい?」
もしかして冗談じゃなくて本気!?室井くんが私のことを!?
「考えとく…」と動揺した気持ちを隠したりした。