「氷の天才外科医の激甘な課題添削」 冷徹な外科部長は難攻不落の愛し君だけに甘く狂う
桐生はみごとに撥ね退けられ、自嘲気味に低く笑った。
「……相変わらず鉄壁だな、桜井。俺の権力も、この顔も、君には一切通用しないらしい」
苦笑いを浮かべながらも、その琥珀色の瞳の奥には、凛に対する強い執着の火が灯っていた。
撥ね退けられるからこそ、凛に対する恋心は深まるばかりだった。
凛は背筋を伸ばしたまま、まっすぐな瞳で桐生を見つめた。
「仕事の技術と命に対する真摯さでしか、私は動かされませんから」
凛は言い捨てると、綺麗なお辞儀をして消毒室を後にした。
凛の後ろ姿は颯爽として、軽快に遠ざかっていく。
残された桐生は、空を切った自分の手を凝視しながら、フッと苦笑いを浮かべた。
「……凛。絶対に、その硬い鎧を脱がせてみせる。俺の甘い愛で、逃げられないように溶かしてやる」
誰もいなくなった消毒室に、普段は冷徹な天才外科医の、余裕をすっかり失った低く熱い呟きだけが残された。
「……相変わらず鉄壁だな、桜井。俺の権力も、この顔も、君には一切通用しないらしい」
苦笑いを浮かべながらも、その琥珀色の瞳の奥には、凛に対する強い執着の火が灯っていた。
撥ね退けられるからこそ、凛に対する恋心は深まるばかりだった。
凛は背筋を伸ばしたまま、まっすぐな瞳で桐生を見つめた。
「仕事の技術と命に対する真摯さでしか、私は動かされませんから」
凛は言い捨てると、綺麗なお辞儀をして消毒室を後にした。
凛の後ろ姿は颯爽として、軽快に遠ざかっていく。
残された桐生は、空を切った自分の手を凝視しながら、フッと苦笑いを浮かべた。
「……凛。絶対に、その硬い鎧を脱がせてみせる。俺の甘い愛で、逃げられないように溶かしてやる」
誰もいなくなった消毒室に、普段は冷徹な天才外科医の、余裕をすっかり失った低く熱い呟きだけが残された。