「氷の天才外科医の激甘な課題添削」 冷徹な外科部長は難攻不落の愛し君だけに甘く狂う
「お気遣い、感謝いたします。ですが、お断りいたします」

​「……何故だ。君の体力が限界に近いのは目に見えている」

​「私はシフト通りの勤務を果たします。夜勤帯の観察業務は看護師の責任であり、執刀医である桐生先生に代わっていただく筋合いのものではありません。私だけを特別扱いしないでください。それに……副医局長個人の当直室で休むなど、余計な噂を立てられかねません」

「噂など、俺が揉み消す!」

​凛は思わず熱くなって声を張り上げてしまった桐生に、冷やかで澄んだ瞳を向けた。

​「そういう問題ではありません。私がプロとしてここで立つために、無用な特別扱いは邪魔なだけです。……では、巡回に戻ります」
​
一蹴。

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