「氷の天才外科医の激甘な課題添削」 冷徹な外科部長は難攻不落の愛し君だけに甘く狂う
「……おはよう、凛」

​「お、おはようございます、蒼真さん。……ってもうお昼近くですよ! 私、そろそろ起きて朝食の準備しないと……」

​「朝食の準備はすでに俺が済ませた。コーヒーも、いつでも飲めるようにセットしている。……だから、あと1時間はこうしていろ」

​「またそんなこと言って……! 今日は一緒にお出かけする約束じゃないですか」

​凛が少し頬を膨らませると、桐生はふっと低く豊かな声で笑い、凛の額にそっと唇を寄せた。

​「分かっている。せっかくの休日だ。どこへでも君の行きたい所へ連れていってやる」

​2人は朝食を済ませると、身支度を整え、タワーマンションを後にした。

桐生がエスコートしてくれたのは、緑豊かな郊外にある、季節の花々が咲き誇る美しい庭園だった。

白衣を脱いで、仕立ての良いカジュアルなジャケットに身を包んだ桐生の姿は、病院内とは違った大人の色気を放っていた。

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