「氷の天才外科医の激甘な課題添削」 冷徹な外科部長は難攻不落の愛し君だけに甘く狂う

chapterーー3

庭園でのデートを終え、タワーマンションに戻った夜。

リビングルームの大きな窓からは、息をのむような東京の夜景が一面に広がっていた。

​「……ふぅ、今日はいっぱい歩いて、すごく楽しかったですね!」

​凛がソファに腰掛け、足の力を抜いたその時、キッチンから戻ってきた桐生の手元に、小さな赤いヴェルヴェットのケースがあるのが目に入った。

​凛の心臓が、トクンと大きく跳ねた。

​「蒼真さん……それ……」

​桐生は無言で、凛の目の前に静かに膝をついた。

その整った顔立ちは微かに緊張の色を帯びていたが、決然とした強い光を放っている。

​桐生の長い指先が、ヴェルヴェットのケースの蓋に添えられた。

静寂の中。

桐生の指で、滑らかに美しく蓋が開かれる。

中から現れたのは、シンプルながらも息を呑むほど美しく輝く、最高品質のダイヤモンドが嵌められたプラチナリングだった。

​「凛」

​
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