学校一の爽やか王子は、私にだけ【一途な独占欲】を隠さない。〜お揃いの指輪とヒミツの放課後〜
「う、嬉しそうに食べてくれてよかった……。あ、ひなたくん、口元にクッキーの粉、ついてるよ?」
私が自分の口元を指差して教えてあげると、ひなたくんは「ん? どこ?」と、わざとらしく小首をかしげて私の顔をのぞき込んできた。
「ここ?」と言いながら、ひなたくんが私の顔にさらに急接近する。爽やかなシトラスの香りが一気に私を包み込んで、逃げ場をなくしていく。
私が固まっていると、ひなたくんは私の左手をそっと取って、自分の口元へと導いた。
「とって? りあ」
「え、ええっ……!?」
戸惑いながらも、私は親指で、彼の口角にちょこんとついていた小さなクッキーの粉をそっと拭った。指先から伝わる彼のあたたかい体温に、胸がぎゅっと熱くなる。
私が指を離そうとした、その瞬間だった。
パクッ。
「――っひゃあ!!」
ひなたくんは、私の親指についたクッキーの粉ごと、私の指先を自分の唇でそっとくわえ込んだのだ。
指先に触れる柔らかい感触に、私の頭は一瞬で真っ白になってしまう。
「ひ、ひなたくん……っ! 今の、何、っ……!?」
真っ赤になって慌てる私を、ひなたくんはベンチに片手をついて、逃がさないようにじっと見つめてくる。
その瞳は、もう「爽やかな幼馴染」なんかじゃなくて、一人の男の子としての真っ直ぐな、激しい独占欲に満ち溢れていた。
「言ったでしょ。2人きりの時は幼馴染の『トクベツ』だって」
ひなたくんは低くて、少し掠れた甘い声で私の耳元に囁いた。
「俺、学校では他の女子にどれだけ話しかけられても、あ〜んも、こんな意地悪も、絶対に誰にもしないよ。……りあだけだから。俺がこんなに余裕なくなっちゃうのは、世界中でりあだけ。……ねえ、まだ普通のクラスメイトのフリ、続けなきゃダメ?」
好きすぎて壊れそうな、ひなたくんの一途すぎる心の叫び。
優しいぬくもりの中にハミ出す、強引で甘い独占欲に、私は胸が苦しくなって――。
夕暮れの公園で、私たちは2人だけの甘くてハラハラする「ヒミツの放課後」に、完全に包まれていくのだった。
私が自分の口元を指差して教えてあげると、ひなたくんは「ん? どこ?」と、わざとらしく小首をかしげて私の顔をのぞき込んできた。
「ここ?」と言いながら、ひなたくんが私の顔にさらに急接近する。爽やかなシトラスの香りが一気に私を包み込んで、逃げ場をなくしていく。
私が固まっていると、ひなたくんは私の左手をそっと取って、自分の口元へと導いた。
「とって? りあ」
「え、ええっ……!?」
戸惑いながらも、私は親指で、彼の口角にちょこんとついていた小さなクッキーの粉をそっと拭った。指先から伝わる彼のあたたかい体温に、胸がぎゅっと熱くなる。
私が指を離そうとした、その瞬間だった。
パクッ。
「――っひゃあ!!」
ひなたくんは、私の親指についたクッキーの粉ごと、私の指先を自分の唇でそっとくわえ込んだのだ。
指先に触れる柔らかい感触に、私の頭は一瞬で真っ白になってしまう。
「ひ、ひなたくん……っ! 今の、何、っ……!?」
真っ赤になって慌てる私を、ひなたくんはベンチに片手をついて、逃がさないようにじっと見つめてくる。
その瞳は、もう「爽やかな幼馴染」なんかじゃなくて、一人の男の子としての真っ直ぐな、激しい独占欲に満ち溢れていた。
「言ったでしょ。2人きりの時は幼馴染の『トクベツ』だって」
ひなたくんは低くて、少し掠れた甘い声で私の耳元に囁いた。
「俺、学校では他の女子にどれだけ話しかけられても、あ〜んも、こんな意地悪も、絶対に誰にもしないよ。……りあだけだから。俺がこんなに余裕なくなっちゃうのは、世界中でりあだけ。……ねえ、まだ普通のクラスメイトのフリ、続けなきゃダメ?」
好きすぎて壊れそうな、ひなたくんの一途すぎる心の叫び。
優しいぬくもりの中にハミ出す、強引で甘い独占欲に、私は胸が苦しくなって――。
夕暮れの公園で、私たちは2人だけの甘くてハラハラする「ヒミツの放課後」に、完全に包まれていくのだった。