初恋メビウス~先に好きになったのは私です~
「そうだよ、リリ!」
「でも髪の色が違うわ」

 ランは金髪だった。

「年を経るごとに濃くなっていっただけ。珍しいことじゃないだろ」

 たしかにそうだ。

「ランは私より七つも年下だったわ」
「俺も元の世界に帰ったら、リリが生まれて間もない世界だっただけ」
「元の世界?」

 彼は婆様の孫だったはず。

「俺もリリと同じ。十歳の時に、記憶をなくした状態で婆様に拾われたんだ」

 混乱するリアラに、エヴェリー、いやランは、何度も何度も説明を繰り返した。

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