『Sign』—君との約束はいつまでも色褪せないから
『ピコーン!』
「よし! アイテムゲット!」
私は片手でガッツポーズを作った。けれど、葵がゲットしたアイテムの数の方が多いことに気づくと、すぐに悔しくなってくる。
そんな私を横目で見ながら、葵が静かに尋ねてきた。
「……翠はさ、高校生になった今でも川に行き続けるんだね」
「うん、そうだよ」
私は葵よりもたくさんアイテムをゲットしたくて、画面に集中しながらコントローラーを操作し続けていた。