『Sign』—君との約束はいつまでも色褪せないから
葵は視線を画面に戻すと、言葉を続けた。
「それって、川に龍が戻ってきてほしいから? それとも……例の女の子のことを待ち続けているから……?」
「両方だよ」
「ふーん、そっか……」
「葵……」
「……ん?」
「私、やっぱり変なのかな……?」
「変?」
「なんていうか……いつまでも約束を信じ続けるのって、おかしいかな」
一瞬だけ、私の指先が止まる。
「そんなことないよ」
「そうかな……」
葵はそれ以上、何も言わなかった。
私は再び画面に集中し、コントローラーを操作し始めた。