甘くて冷たい青葉くん。

気が気じゃない私は動揺を隠しきれない。

だってさ、今わたしの家に青葉くんがいるんだよ。

しかも一緒に住むとか、一体どういうことなの。


「あのさ、青葉くん……」

リビングのソファに座る青葉くんにとりあえずお茶を出して。

って、ちゃっかりなにやってんだろう私。

隣になんて座る事が出来ない私は、静かに床に座った。



「俺の家さ、今リフォーム中で。しかも母さんも父さんも海外だし、近くのホテル貸切ったけど、莉子の家に住むことにしたから。」

え、いやいやいやいや。

勝手に決定事項にされてるし。

でもちょっと…いやだいぶ…

舞い上がってしまう、少女漫画見たいな展開だよね。



「か、勝手に決められても困るよ!」

「そっか。じゃあ別の女の家にでも行こうかな。」

「……そ、それは嫌っ…」

「へぇ嫌なんだ、どうして?」



完全に青葉くんのペースにのみ込まれてしまって。

青葉くんなら、女の子なんて選びたい放題なのはわかってるもん。



「よろしくね、莉子。」

「……っ」




何も言い返せない私は

青葉くんと同居生活することになりました。




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