義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される

23人の姿

 あまりにも恐ろしい視線に、フィーヌは何も言えなくなる。

「君は自分が何をしたかわかっているのか?」
「わ、私は、ただシーラ様を小鳥に変えただけです。この国で生きていくからには一度鳥の姿になってみたいとシーラ様に言われたので、それならと魔法をかけてあげただけで……」

(そんな!私そんなこと言っていないわ)

 小鳥姿のシーラは驚いてフィーヌを見つめる。

「……だったらなぜ鳥かごに入れて放置した?フルールにシーラは何処にいるか聞かれた時、先に帰ったと嘘をついただろう。なぜそんな嘘を?」
「そ、それは……」
「さっきの男たちは一体なんだ?君が手引きしたんだろう?調べれば簡単にわかることだ」
「わ、私は騙されたんです!私も被害者なんです!」
「騙された?誰に?」

 ルリウスが尋ねると、フィーヌはビクッと肩を震わせる。握り締めた両手は、小さく震えていた。

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