義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
*

 眩しい光に包まれ、その光が消えるとルリウスとシーラは二人の部屋に戻っていた。

「今、魔法を解くからね」

 そう言って、ルリウスはシーラをベッドの上にそっと置くと、手をかざす。
 するとシーラの周囲がキラキラと光りだし、光りに包まれたシーラは人の姿に戻っていた。

(姿が、戻った!)

 シーラは自分の姿をキョロキョロと見る。ちゃんと人の姿になった自分に、シーラは安堵した。

「シーラ!ああ、よかった!本当に無事でよかった」

 ルリウスがシーラに抱きつく。ぎゅうぎゅうと強く抱きしめるルリウスの背中に、シーラは手を回して抱きしめ返した。

「ルリウス様……」

(あたたかい。ルリウス様とこうして人間の姿で抱きしめあえてよかった……!)

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