義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される

25黒幕

 ルリウスからのキスを一身に受け、シーラはドロドロに蕩けてしまっていた。

 ルリウスがようやく唇を離すと、シーラはこてん、とルリウスの肩に顔を乗せる。

「ごめん、やりすぎちゃったね」

 ルリウスはシーラの体を支えながら、ゆっくりと頭を撫でた。

(撫でられてるだけなのに、それすらもなんだか体がゾクゾクしてしまう……)

 このままでは駄目だと、シーラは呼吸を整えてルリウスからゆっくりと体を離す。ルリウスはシーラの顔を見てからすぐに視線を反らし、口元を手で覆った。

「ルリウス様?」
「いや、本当にごめん。そんな顔になってると思わなくて……それにそんな顔にさせたのは俺だと思うとなんだかクルものがあるというか」

 そんな顔とはどんな顔だろうか。そんなに変な顔になっているのだろうかとシーラは慌てて手で両頬を包み困った顔をする。

「ああ、大丈夫だよ、変な顔になってるわけじゃないから。……とっても魅力的な顔になってるってことだよ」

 フフッと妖艶に微笑むと、ルリウスはシーラの髪の毛を一束取ってキスを落とした。

「疲れたよね?今日はゆっくり休んで」

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