義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
「ルリウスは兄上と違って猛禽のような勇ましさはない。兄上以上に警戒心を強めなければ、小鳥の様なルリウスはいとも簡単に捻り潰されてしまうだろう。そんなことは、あってはならないんです」
(……ルギオン様は、ルリウス様のことを真剣に考えてらっしゃるんだわ)
まるでルリウスへ対し厳しい口ぶりだが、実際はルリウスのことを心配し、未来の王としてこの国を任せるためルリウスにとって何が必要なのかを常に考えているのだ。
「ルギオン様は、ルリウス様のことを大切に思ってらっしゃるのですね」
シーラが微笑みながらそう言うと、ルギオンは静かに目を伏せ小さく微笑む。
「当たり前でしょう。兄上と姉上の大事な一人息子であり、この国のたった一人の王太子なのだから」
そう言って目を開けると、シーラの左手をそっと取り、薬指にはめられた指輪を指で優しくなぞる。
「ルギオン様……?」
「この指輪を見ると、姉上が兄上の番としてここへやって来た時のことを思い出します」
指輪を眺める瞳は、とても優しくあたたかい。
「フォリア国の者は家柄よりなにより、番としての相性を重要視するというのはご存知ですよね」
ルギオンにそう聞かれたシーラは、大きく頷く。
(……ルギオン様は、ルリウス様のことを真剣に考えてらっしゃるんだわ)
まるでルリウスへ対し厳しい口ぶりだが、実際はルリウスのことを心配し、未来の王としてこの国を任せるためルリウスにとって何が必要なのかを常に考えているのだ。
「ルギオン様は、ルリウス様のことを大切に思ってらっしゃるのですね」
シーラが微笑みながらそう言うと、ルギオンは静かに目を伏せ小さく微笑む。
「当たり前でしょう。兄上と姉上の大事な一人息子であり、この国のたった一人の王太子なのだから」
そう言って目を開けると、シーラの左手をそっと取り、薬指にはめられた指輪を指で優しくなぞる。
「ルギオン様……?」
「この指輪を見ると、姉上が兄上の番としてここへやって来た時のことを思い出します」
指輪を眺める瞳は、とても優しくあたたかい。
「フォリア国の者は家柄よりなにより、番としての相性を重要視するというのはご存知ですよね」
ルギオンにそう聞かれたシーラは、大きく頷く。