義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
「ルギオン様とお話して、ルギオン様はとてもこの国とルリウス様を愛していらっしゃるんだと思いました。大切に思っているからこそ、ご自分が悪役を買って出てでもルリウス様を守りたい。ルギオン様のルリウス様への厳しさは、ルリウス様が大切だからこそなのだと思います」
ふわり、と開いていた窓から風が流れ込んだ。その風はシーラとルリウスの髪の毛を優しく撫で、二人の髪は朝日を浴びてきらりと輝く。
「……小さい頃は、叔父上と仲が良かったんだ。叔父上は若い頃色々な土地を旅していて、その話をよく聞かせてもらっていた。色々な国があって、世界はとっても広いんだって教えてくれた」
ルリウスは窓の外を眺め、当時を思い出すかのように目を細める。
「叔父上が王城にいる時は、いつも叔父上の周りをついて回っていたんだ。叔父上も、困ったような顔をしながらそれでも嫌がらずに一緒に遊んでくれた。……でも、俺が成長して王太子としての教育を受けるようになった頃から、だんだん厳しくなっていったんだ」
窓の外から視線を外し、シーラの左手をそっと掴む。その薬指には、代々王となる人間に受け継がれ、愛する人へ送る指輪が小さく輝いていた。
「俺自身忙しくなったのも理由のひとつだけど、叔父上も王弟としての仕事が忙しくなって、お互いにあまり顔を合わせなくなった。たまに会っても、叔父上というより王弟として俺に接するようになっていて、厳しいことばかり言うんだ。そのうち、あまり良い噂を聞かなくなってしまった」
シーラはそっとルリウスの顔を覗き込む。ルリウスと目が合うと、その瞳は悲哀の色を浮かべていた。
ふわり、と開いていた窓から風が流れ込んだ。その風はシーラとルリウスの髪の毛を優しく撫で、二人の髪は朝日を浴びてきらりと輝く。
「……小さい頃は、叔父上と仲が良かったんだ。叔父上は若い頃色々な土地を旅していて、その話をよく聞かせてもらっていた。色々な国があって、世界はとっても広いんだって教えてくれた」
ルリウスは窓の外を眺め、当時を思い出すかのように目を細める。
「叔父上が王城にいる時は、いつも叔父上の周りをついて回っていたんだ。叔父上も、困ったような顔をしながらそれでも嫌がらずに一緒に遊んでくれた。……でも、俺が成長して王太子としての教育を受けるようになった頃から、だんだん厳しくなっていったんだ」
窓の外から視線を外し、シーラの左手をそっと掴む。その薬指には、代々王となる人間に受け継がれ、愛する人へ送る指輪が小さく輝いていた。
「俺自身忙しくなったのも理由のひとつだけど、叔父上も王弟としての仕事が忙しくなって、お互いにあまり顔を合わせなくなった。たまに会っても、叔父上というより王弟として俺に接するようになっていて、厳しいことばかり言うんだ。そのうち、あまり良い噂を聞かなくなってしまった」
シーラはそっとルリウスの顔を覗き込む。ルリウスと目が合うと、その瞳は悲哀の色を浮かべていた。