義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される


「シーラ様、今日は楽しい時間をありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとうございました」

 令嬢たちが帰る時間になると、席を立って一人一人シーラに挨拶をしお辞儀をする。シーラもそれに応えると、令嬢たちは庭園から去っていった。

(はあ、なんとか無事に終わったわ)

 シーラはホッと胸をなでおろす。お茶やお菓子を口にしてはいたが、正直味は覚えていない。フィーヌの悪口大会を切り抜け、この国のことについて色々と話を聞きつつ、令嬢たちのパワーバランスも見極めながら場が円満になるようにと令嬢一人一人に気を使っていたのだ。

「お疲れさまでした」

 シーラが一息ついていると、近くのテーブルにいたマーサが立ち上がりシーラの元へやってきた。

「マナーは当然のこと、令嬢たちの程度の低いおしゃべりに同調しなかったのは次期王太子妃として当然のことです。それがきちんとできたのですから、一回目のお茶会の試験は合格といったところでしょう」

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