義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
(もしかして、お嫌だったのかしら……)

 ちょっと小鳥の姿になったくらいでわかったような口をきいて、生意気を言ってしまっただろうか。シーラが不安になっていると、ルリウスはそのままシーラを強く抱きしめた。

「シーラはどうしてそう、俺の心を掴んで離さないんだ。そんなこと言われたら、愛おしすぎて大切すぎて、どうしようもなくなる……!」

 そう言って、シーラの首元や頬に小さくキスを落していく。まるで小鳥が啄むような優しいキスだ。

「ル、ルリウス様……!」

(くすぐったい……!)

 くすぐったさと嬉しさでシーラが身をよじっていると、ルリウスは小さなリップ音を立て、ようやくシーラの顔から少しだけ離れた。

「ありがとう、シーラ。そんな風に言ってくれて嬉しい。シーラの望みを叶えてあげる」


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