義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される

35お茶会の試験

「シーラ様とこうしてお茶をご一緒できるなんて光栄です。この国にはもう慣れましたか?人間の国とは違うことも多く、大変でしょう」

 微笑みながらそう言うのは、公爵令嬢のレディアだ。緩くウェーブかかった茶色の髪の毛は艶々として美しく、瞳はルビーのように赤くきらめいている。

(すごい。所作も美しいし、たたずまいそのものが洗練されてるわ……)

 公爵令嬢ともなると、やはりマナーや所作について日ごろから厳しい教育を受けているのだろう。シーラは内心緊張していたが、表情に出さないよう気をつけながら口を開く。

「私こそ、こうして皆さんとご一緒することができて嬉しいです。……そうですね、最初は戸惑いましたが、人間の国と似たような部分もあるので、そういう点では少し安心しました」

 シーラが微笑んで返事をすると、レディアはゆっくり瞬きをして優しく微笑む。

「そうですか。それならよかったです」

 そう言って、レディアは横に座る伯爵令嬢に視線を向ける。すると、その視線を受けて伯爵令嬢は小さく頷きシーラを見る。

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