義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される

37解決

 ルリウスに聞きづらいことは自分に聞けば良い、それも自分の役目のひとつだと言い切るルギオンに、マーサも同意するように大きく頷く。

(……そんなふうに言われてしまうと、ルギオン様を頼りたくなってしまう)

 本当に良いのだろうか。シーラが迷うようにルギオンを見ると、ルギオンは何も問題ないと言わんばかりの頼りがいのある顔をしている。

「……隣国の、ゲルダン国についてなのですが」
「ゲルダン国がどうかしましたか?」

 シーラが意を決して口を開くと、ルギオンは真剣な顔で尋ねた。

「ゲルダン国の王女が、ルリウス様のお相手にとこちらへ送り込まれるらしいという話を耳にしました」

 シーラの言葉に、ルギオンはチラリとマーサを見る。マーサは、真顔のまま首を横に振った。

「話したのは私ではありません。先程までのお茶会でレディア様がお話になったことです」
「なるほどな。公爵令嬢がそんな簡単に噂を口にするなんて、教育がなってないんじゃないか」
「それは私も同意です」

< 178 / 229 >

この作品をシェア

pagetop