義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
ふむ、とルギオンが納得しながらも不満げに言うと、マーサも頷く。
「まだ噂の域を出ないことだとお聞きしたので、現時点ではルリウス様にわざわざ聞くことでもないと思ったんです」
シーラは不安げにテーブルの下で両手を握りしめる。そんなシーラを見て、ルギオンは優しく微笑んだ。
「だが、気になっているのでしょう。大丈夫ですよ、あなたが心配するようなことは起きません。確かに、そういう噂は俺も耳にしています。近いうちに両国の親交を深めるため懇親会が行われる予定ですが、その時にゲルダン国の王女も来ることになっています」
ルギオンの言葉に、シーラは目を見開いた。
「恐らくそこで王女をルリウスに、という話が出るのではという憶測が飛んでいます。だが、たとえそうなったとしてもルリウスは……」
「叔父上、そこからの話は俺が直接シーラへ話します」
突然、ルリウスの声がしてシーラは驚き振り返ると、そこには焦ったような顔したルリウスがいた。
「ルリウス様!?」
「来るのが遅かったな。クロウリアの烏に見張らせてるのだから、もっと速く来ても良かったんじゃないのか?」
「……これでも全速力で来たつもりですよ」
「まだ噂の域を出ないことだとお聞きしたので、現時点ではルリウス様にわざわざ聞くことでもないと思ったんです」
シーラは不安げにテーブルの下で両手を握りしめる。そんなシーラを見て、ルギオンは優しく微笑んだ。
「だが、気になっているのでしょう。大丈夫ですよ、あなたが心配するようなことは起きません。確かに、そういう噂は俺も耳にしています。近いうちに両国の親交を深めるため懇親会が行われる予定ですが、その時にゲルダン国の王女も来ることになっています」
ルギオンの言葉に、シーラは目を見開いた。
「恐らくそこで王女をルリウスに、という話が出るのではという憶測が飛んでいます。だが、たとえそうなったとしてもルリウスは……」
「叔父上、そこからの話は俺が直接シーラへ話します」
突然、ルリウスの声がしてシーラは驚き振り返ると、そこには焦ったような顔したルリウスがいた。
「ルリウス様!?」
「来るのが遅かったな。クロウリアの烏に見張らせてるのだから、もっと速く来ても良かったんじゃないのか?」
「……これでも全速力で来たつもりですよ」