義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
 シーラが動きを止めると、ルリウスはもの欲しそうな瞳でシーラを見つめる。その瞳に見つめられると、シーラはなぜか嫌とはいえず、またそっとキスをする。

(いつもルリウス様がしてくれるみたいに、優しく、思いをこめて……)

 そうやってシーラが何度も必死にキスをしていると、急にルリウスの顔が動いてシーラの唇にルリウスの唇が重なった。

(!)

 急なことに驚いてシーラは思わず体を後ろにさげようとするが、いつの間にかルリウスの手が後頭部と腰に回っていて身動きが取れない。

 何度も啄むようなキスをされてようやく唇が離れると、シーラは苦しくて呼吸を整えるのに精いっぱいだ。

「はあ、シーラ、可愛い。愛おしくてたまらないよ」

 頭上からうっとりとした声がしてシーラが上を向くと、そこには瞳をギラギラさせ色気が駄々洩れているルリウスが、シーラをじっとりと見下ろしていた。

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