義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される

40髪色のドレスと懇親会

 翌日、シーラの目の前には色とりどりの鮮やかなドレスが並んでいた。

(こんなにたくさんの美しいドレス、見たことがないわ……!)

 シーラは目の前の光景に驚き、目を輝かせて頬を赤らめる。そんなシーラを見てルリウスは嬉しそうに微笑んだ。

「懇親会で着るドレスをまだ選んでなかったよね?シーラに似合うドレスをと思って、たくさん取り寄せたんだ。どれが良い?シーラが着たいものを選んで」

 ルリウスにそう言われて、シーラは恐る恐るドレスに手を伸ばす。

(どれもこれも美しくてデザインも素敵だわ……!こんなにあると、どれを選んで良いかわからない)

 前回出席した王宮舞踏会でのドレスは、シーラがまだ来たばかりで慣れないからと王妃が準備してくれていたものだ。今回のように自分でドレスを選ぶのは初めてで、シーラは戸惑ってしまう。

 シーラは困惑したようにフルールを見るが、フルールはただニコニコと微笑みシーラを見守るだけだ。

 ふと、鮮やかな青色のドレスが目に入る。まるでルリウスの髪の毛の色のように鮮やかで美しい。縫い付けられたスパンコールは白銀色で、ルリウスの髪の一部の色とも同じだった。

 シーラがそのドレスに釘付けになっていると、ルリウスはそれに気づいてドレスを取った。

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