義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される

41国の駒

 ローゼがシーラを怪訝な顔で見つめ、小さく首を傾げた。

「ああ、俺の大切な番(つがい)、シーラだ」

 ルリウスがそう言って嬉しそうに微笑むと、シーラはハッとしてローゼへ挨拶をする。

「始めまして、シーラと申します」
「ルリウス様が番を見つけたと聞いたのでどんな方かと思ったら……あまりパッとしない方ですね」

 ローゼは悪気もなくにっこりと微笑んで言う。そんなローゼにバンが後ろから慌てて声をかけた。

「ローゼ様、失礼ですよ」

 ルリウスもローゼを見てムッとした顔をしている。

「あら、ごめんなさい。シーラ様は確か人間国の方でしたよね。確か伯爵家?だったたかしら。私と違って王族の方ではないから、少し驚いてしまったんです。ごめんなさいね」

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