義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
「さっきは失礼なことを言ってしまってごめんなさい。これからは隣国の者同士、仲良くしてくださいね」
「……!もちろんです、ぜひ仲良くしてください」

 シーラが嬉しそうに微笑むと、ローゼも微笑む。それから、王と王妃、ルギオンにお辞儀をしてローゼはその場を立ち去る。バンも深くお辞儀をするとローゼを守るようにしてその場からいなくなった。

(良かった。フォリア国を良く思っていなかったのはロゼリオ様だけで、ゲルダン国の王もローゼ様も第二王子殿下も、みんなフォリア国と仲良くしたいと思ってくださっている)

 シーラがホッと胸をなでおろすと、ルギオンがシーラの近くへ歩いてきた。

「ルギオン様!」
「これは次期王太子妃殿下。とても美しく着飾っておいでだ」

 そう言って微笑むルギオンの方こそ美しく威厳がありそれでいて洗練された格好だとシーラは思う。

「ルギオン様こそ、とても素敵ですよ」
「そう言っていただけるのは嬉しいですが、あまり他の雄を誉めると最愛の番(つがい)が焼きもちをやいてしまいますよ。ほら」
「え?」

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