義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
 シーラが驚いて声をあげると、近くにいた王と王妃はクスクスと嬉しそうに笑う。

「マーサやクロウリアからも認められているよ。それに、父上も母上も叔父上も、みんなもう君を認めている」

 ルリウスの言葉に、シーラは驚いて目を見張る。シーラの目はシャンデリアの光を受けてキラキラと輝いていた。

「そんな……本当に?本当にいいんですか?私が……」
「いいのよ。シーラちゃんは本当によく頑張ったわ。そして、あなたのことだからこれからだってきっと変わらずもっと前進するでしょう。そんなあなただからこそ、私たちも安心してルリウスの番(つがい)だと認めることができたの。まあ、私はそもそもあなたが来た時から認めていたけれどね」

 王妃が嬉しそうにそう言うと、王も王妃の隣で満足そうに頷き、ルギオンは腰に手をあてて微笑んでいる。気がつくと、シーラの周りにはいつの間にかマーサとクロウリア、そしてフルールも集まっていた。

「みなさん……!」
「ね?もうシーラは立派なこの国の一員なんだよ。そして、俺の最愛の番(つがい)だ」

 そう言って、ルリウスはシーラの左手の薬指にはめられた指輪にそっとキスをする。それを見てシーラは頬を赤く染め、目を潤ませて微笑んだ。

「本当に、ありがとうございます……!」

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