義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
 そんな二人を見て、王妃は嬉しそうに微笑むとパン!と両手を合わせて声をあげた。

「さあ、そうと決まったらこれから忙しくなるわよ!シーラちゃんのウエディングドレスも決めなきゃいけないし、披露宴の料理も決めなきゃだわ」
「確かに国の大事な行事ではあるが、それはルリウスとシーラが決めることだ。我々は見守っていよう。もちろん、助言が必要ならいつでも聞いてくれてかまわない」
「まあ……、確かにそれもそうね」

 王妃と王が笑顔でそう言うと、ルリウスとシーラは目を合わせて嬉しそうに笑い、力強く頷く。

「ありがとうございます。心強いです」


*


 その日の夜。寝る支度を済ませたシーラとルリウスは、二人の寝室でベッドサイドに座って話をしていた。

「ゲルダン国との和睦も進みそうですし、本当に良かったですね」

 シーラがそう言って微笑むと、ルリウスは小さく頷く。

「そうだね。シーラの懸念も無くなったし、叔父上のおかげでロゼリオの失脚も決まりそうだ。第二王子のロザリーであれば、今まで以上に良い関係を築いていけるかもしれない」

 安堵したように小さく息を吐いて、ルリウスは微笑んだ。それから、シーラの頬に自分の頬をすり寄せる。

「それに、これでシーラとの結婚式がようやく挙げられる。ずっと待ち望んでいたんだ。シーラはまだ先だと思っていたみたいだけど」

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