義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
 そう言って、ルリウスはいたずら気味に小さく笑う。

「びっくりしたけど、やっぱり嬉しです。これで、正式にルリウス様の番としてこの国で生きていけるんですよね」
「うん。俺としてはシーラがここに来た時からもう俺の正式な番だったけどね」

 そう言ってまたシーラに頬をすり寄せた。それから、ルリウスはシーラの顔を覗きこんで首を傾げる。

「ねえ、シーラ。正式な結婚も決まったことだし、今度は二人とも鳥の姿で毛づくろいしてみない?」
「えっ、二人ともですか?」

 どちから片方だけが鳥の姿で、手の上で撫でるということはしている。だが、二人とも鳥の姿になって毛づくろいするのは初めてだ。

(どんな感じなのかしら……)

 シーラは不安より楽しみの方が勝っていた。

「あの、ぜひ!」

 シーラが目を輝かせてそう答えると、ルリウスは嬉しそうに笑った。

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