義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
 そう言って、ルギオンはシーラの前に跪く。驚くシーラを、ルギオンは胸元に手を当てて真剣な顔で見上げた。

「この国のためとはいえ、俺は一度あなたを危険な目に合わせた。それは消えることのない事実です。そのことであなたやルリウスにどう思われようと構いません。ただ、俺はもう二度とあなたを危険な目に合わせないと誓いましょう。そして、あなたとルリウス、そしてこの国の未来を生涯守り抜くと宣言します」

 そう言って、頭を深く下げる。その姿に、ルリウスもシーラも驚いて目を大きく見開いた。

「ルギオン様、頭を上げてください!あの時のことは、私はもう何とも思っていません。それに、あれもルギオン様がこの国のためを思ってしたことだと分かっています。あなたは誰よりもこの国を思い、その身を削っている」

 シーラは真剣な顔でルギオンを見つめて言葉を続ける。

「私は、あなたがもうご自分を犠牲にすることのないような国になってほしいと思っています。そして、それをルリウス様がきっと叶えて行ってくれると信じています」

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