義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
「ふふ、あの時、シーラが自分も鳥になって一緒に飛んでいけたらいいのにって言ってくれて、天にも昇る気持ちだったよ」

 そう言って、ルリウスはぎゅうっとシーラに抱き着いた。

 ルリウスの言葉と行動に、シーラの緊張した心がどんどんほぐれていく。

(私はここでルリウス様と一緒に生きていくと決めた。フルールだっている。それに何より、ルリウス様が一緒にいてくれるんだもの)

 これから先、どんなことが起こるかわからない。それでも、怖いと思うのと同時にまだ見ぬ未来がキラキラと輝いているように思えて、ワクワクしている。

 そっとルリウスを見ると、ルリウスはシーラの視線に気づいて微笑む。その微笑みを見ると、シーラの心はなぜかホッとして、何も心配ないと思えるのだ。

 ルリウスへ微笑み返すと、シーラは窓の外を見る。しっかりと窓の外を見つめるシーラの瞳は、輝きに満ちていた。



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