義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
(えっ、母上……って、ルリウス様のお母様!?)
慌ててシーラがルリウスの母親に挨拶しようとしたその時、母親の少し後ろから、銀色と黒髪の混ざった短髪の年配の男性がやって来た。背が高くスラリとしているのにとても筋肉質で逞しい。金色の瞳はルリウスを見てからすぐにシーラへ移る。
(っ!美しいのに、とっても怖い……!まるで、猛禽のようだわ)
狙いを定めたかのようにシーラを見つめるその瞳は、今にもシーラを捕食してしまいそうなほどの恐ろしさを醸し出している。あまりの恐ろしさにシーラが青ざめて固まっていると、シーラの視界を遮るようにルリウスの手がシーラの目元を隠した。
「父上、その目で彼女を見つめないでください。怖がってしまいます。彼女こそ、俺を助けてくれた張本人であり、俺の番となる女性なんですから」
「おお、そうだったか。人間だったのでついいつもの癖が出てしまったが、……そうか、その女性がお前を助け、番となる女性か」
そう言って、ルリウスの父親は一瞬だけ目を閉じる。そしてすぐに目を開けると、優しく微笑んだ。それを見て、ルリウスはシーラの目元から手を離す。
視界が戻ったシーラの目の前には、先程とは打って変わって朗らかな笑みを浮かべているルリウスの父親がいる。別人のようだとシーラが驚いていると、ルリウスの母親が急にシーラの両手を掴んだ。
「ああ!あなたがルリウスを助けてくれたのね!本当にありがとう、なんとお礼を言っていいかわからないわ!本当にありがとう!」
「あ、いえ!そんな!初めまして、シーラ・ランドベルと申します。私のほうこそ、ルリウス様に助けていただいた身です。だからどうか頭をお上げください」
慌ててシーラがルリウスの母親に挨拶しようとしたその時、母親の少し後ろから、銀色と黒髪の混ざった短髪の年配の男性がやって来た。背が高くスラリとしているのにとても筋肉質で逞しい。金色の瞳はルリウスを見てからすぐにシーラへ移る。
(っ!美しいのに、とっても怖い……!まるで、猛禽のようだわ)
狙いを定めたかのようにシーラを見つめるその瞳は、今にもシーラを捕食してしまいそうなほどの恐ろしさを醸し出している。あまりの恐ろしさにシーラが青ざめて固まっていると、シーラの視界を遮るようにルリウスの手がシーラの目元を隠した。
「父上、その目で彼女を見つめないでください。怖がってしまいます。彼女こそ、俺を助けてくれた張本人であり、俺の番となる女性なんですから」
「おお、そうだったか。人間だったのでついいつもの癖が出てしまったが、……そうか、その女性がお前を助け、番となる女性か」
そう言って、ルリウスの父親は一瞬だけ目を閉じる。そしてすぐに目を開けると、優しく微笑んだ。それを見て、ルリウスはシーラの目元から手を離す。
視界が戻ったシーラの目の前には、先程とは打って変わって朗らかな笑みを浮かべているルリウスの父親がいる。別人のようだとシーラが驚いていると、ルリウスの母親が急にシーラの両手を掴んだ。
「ああ!あなたがルリウスを助けてくれたのね!本当にありがとう、なんとお礼を言っていいかわからないわ!本当にありがとう!」
「あ、いえ!そんな!初めまして、シーラ・ランドベルと申します。私のほうこそ、ルリウス様に助けていただいた身です。だからどうか頭をお上げください」