義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
「まあ、なんて可愛らしい子なの。そんなに緊張しなくても大丈夫よ。誰かに何か言われても、私があなたを守るわ、だから安心してね」
「本当に、真っすぐで礼儀正しい良い人間じゃないか。ルリウスが見定めただけのことはある」
二人にそう言われてルリウスは嬉しそうにシーラの肩を抱き、シーラの頬へ自分の頬を摺り寄せる。その様子を見て、ルリウスの母親と父親は目を合わせて嬉しそうに微笑んだ。
「さ、とりあえず荷物を部屋へ置いてゆっくりしてらっしゃいな。この国のことについては追々お話ししましょう」
「いずれルリウスの番としてのお披露目や挨拶もしなければいけないからな。それまではゆっくりするといい」
「ありがとうございます」
*
ルリウスに連れられて城の廊下を歩いていると、柱の陰からルリウスたちを見て何かひそひそと話をしている使用人の姿が見えた。
(なんだろう?お城の人たちなんだろうけど、ルリウス様のことをあんな風に見るなんて不思議だわ。……もしかして、私のせい?)
ルリウスは他国の人間から何度も狙われたことがある、と言っていた。もしかすると、フォリア国では人間はあまり歓迎されていないのかもしれない。自分のせいでルリウスが陰口を叩かれているなら一大事だ。そう思い、シーラが神妙な面持ちになると、ルリウスがそっとシーラに顔を近づけ、耳元で囁く。
「気にしないでいいよ。人間の君が俺と一緒に歩いているから珍しいんだろう。……クロウリア」
「はっ」
「本当に、真っすぐで礼儀正しい良い人間じゃないか。ルリウスが見定めただけのことはある」
二人にそう言われてルリウスは嬉しそうにシーラの肩を抱き、シーラの頬へ自分の頬を摺り寄せる。その様子を見て、ルリウスの母親と父親は目を合わせて嬉しそうに微笑んだ。
「さ、とりあえず荷物を部屋へ置いてゆっくりしてらっしゃいな。この国のことについては追々お話ししましょう」
「いずれルリウスの番としてのお披露目や挨拶もしなければいけないからな。それまではゆっくりするといい」
「ありがとうございます」
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ルリウスに連れられて城の廊下を歩いていると、柱の陰からルリウスたちを見て何かひそひそと話をしている使用人の姿が見えた。
(なんだろう?お城の人たちなんだろうけど、ルリウス様のことをあんな風に見るなんて不思議だわ。……もしかして、私のせい?)
ルリウスは他国の人間から何度も狙われたことがある、と言っていた。もしかすると、フォリア国では人間はあまり歓迎されていないのかもしれない。自分のせいでルリウスが陰口を叩かれているなら一大事だ。そう思い、シーラが神妙な面持ちになると、ルリウスがそっとシーラに顔を近づけ、耳元で囁く。
「気にしないでいいよ。人間の君が俺と一緒に歩いているから珍しいんだろう。……クロウリア」
「はっ」