義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
 そう言って、ルリウスはシーラにキスをする。いつものように優しく食むようなキスかと思ったが、それは次第に熱烈なキスに変わっていく。まるで食らいつくかのような獰猛なキスだ。

(ルリウス様……!こんな、激しいキスをするだなんて……)

 息ができないほど、ルリウスのキスは激しく止まらない。シーラが息をしようと思わず口を小さく開けると、ルリウスは自分の舌をねじ込み、シーラの口の中をかき乱していく。
 ルリウスのキスの嵐に、シーラはどうすることもできず、脳がドロドロに溶けていくようだ。

 ようやくルリウスの唇が離れると、シーラは頭が朦朧としてトロンとしている。身体中が熱くて、自分が自分でないような不思議な感覚に襲われていた。

「はあ、ごめんシーラ。シーラがあまりにも可愛くて止められなかった」

 そう言って、ルリウスはシーラをギュッと抱きしめる。

「早くひとつになりたいだなんて身勝手だよね。でも、シーラにも早くそう思ってもらえるように頑張るよ。それから、番としてシーラのサポートは何でもする。君がこの国で居心地よく幸せに暮らせるよう俺が君を守って見せるからね」

 ルリウスの言葉に、ぼんやりとしていたシーラの頭は少しずつはっきりしてくる。

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