義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
 ルリウスの気持ちにまだついていけていない部分はあるが、それが嫌なわけではない。むしろ、嬉しくて仕方ないのだ。

(ルリウス様はこんなにも私のことを大切に思ってくれている。私も、ルリウス様の気持ちに応えたい。そのためにも、早くこの国に慣れるよう頑張らないと)

 少し体を離して、シーラはしっかりとルリウスを見つめる。

「私も、早くこの国に慣れるように、そして、ルリウス様の隣にいるのがふさわしいと皆さんから思ってもらえるように頑張ります。それで、いつかちゃんとルリウスの気持ちに応えらるようになり、たい、です……」

 最後は蚊の鳴くような小さな声で、頬をほんのりと赤く染めながらシーラは言った。そんなシーラを見て、ルリウスは目を見開きまたすぐにシーラを抱きしめた。

「ああ、もう!シーラは愛おしすぎるよ。大好きだよ、愛してる。誰にも渡さないしどこにも行かせない」

 そう言いながら、ぎゅうっと抱きしめる力が強くなった。


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