義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
 そう言って、シーラの手の甲に小さくキスをする。それから、ルーリウスはシーラをぎゅっと抱きしめた。

「でも、絶対に無理はしないでね。これは約束だ」

 そう言って体を離すと、ルリウスはシーラの額に自分の額をこつん、と合わせる。

「わかりました。約束です」

 シーラが嬉しそうに微笑むと、ルリウスも嬉しそうに笑ってシーラの頬にすりすりと頬を寄せる。

「ルリウス様、くすぐったいです」
「ふふっ、大好きだよシーラ」

 何度も頬を擦り寄せ、ルーリウスは嬉しそうにシーラへじゃれ始めた。だが、突然手を叩く音が聞こえて、ルリウスはハッとする。

「はいはい、仲がよろしいのは大変良いことです!ですが、ここに私がいることをお忘れなく。それから、いい加減ルリウス様は仕事に取り掛かってください」

 クロウリアから呆れたような声が聞こえ、シーラとルリウスは目を合わせてクスクスと楽しそうに笑った。




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